(院) 凝縮系物性学特論 Home Page
0. 休講情報等
開講通知
休講情報
| ・本講義は10月1日に開講します。 |
休講情報
| ・休講があれば、メールにて速やかに連絡します。 |
1. 基本情報
| 配当年次 |
博士前期課程 |
| 配当分野 | 主に数理工学分野・電子物理工学分野 |
| 開講曜日・コマ | 後期 火曜日・IIコマ (10:40~12:10) |
| 教室 | B4棟 西K-102号室 |
| 担当教員名 | 三村功次郎 |
| 連絡先 |
居室：B9-109号室 |
| Tel：072-254-9367 (ダイヤルイン), 4959 (学内内線) | |
E-mail： |
|
| Office Hour | 時間：火曜日16:00~18:00, 場所：B9-109
号室 (メール等であらかじめ連絡をいただけると助かります) |
| 希土類および遷移金属化合物は，電気的・磁気的・熱的・光学的 に特異な性質を示し，次世代エレクトロニクス材料「強相関エレクトロニクス」として注目を集めている．これらの性質には，希土類 f 電子 (遷移金属 d 電子) と伝導電子間の混成が重要な役割を果たしている．本講義では，希土類および遷移金属化合物の性質を理解するために重要となる固体の電子構造について講義す る．特に，電子構造を理解するために必要となる理論的知識や実験手法の知識 (主に光電子分光法) の向上を目指すことを念頭におき，最新のトピックスを交えながら解説をおこなう． |
| なし |
| 講義プリント (各回 配付) |
| ・Stefan Hüfner： Photoelectron Spectroscopy (Springer) |
| ・上田和夫・大貫惇睦 著： 重い電子系の物理 (裳華房) |
| その他 多数あるので，講義中にその都度，紹介する．
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| 固体電子論特論，光物性特論 |
| 回 |
概要 |
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| 1 |
イントロ |
・凝縮系物質とは |
| ・物質のエネルギースケール |
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| ・凝集形態と電子構造の関係 |
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| 2 |
f
電子,
d 電子の基礎 |
・電子配置 |
| ・LSカップリングと磁気モーメント |
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| ・結晶場効果 |
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| 3 |
光電子分光の基本原理 |
・3段モデル |
| ・フェルミの黄金則と凍結軌道近似 |
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| ・多電子系の取り扱い |
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| ・スペクトル関数 |
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| ・光電子の平均自由行程, 光イオン化断面積 |
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| 4 |
1粒子グリーン関数による光電子スペクトルの形状 | ・1粒子グリーン関数とスペクトル関数の関係 |
| ・1電子近似のもとでのスペクトル形状 |
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| ・電子相関が働くときのスペクトル形状 |
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| 5 |
光電子分光装置 |
・電子エネルギー分析器 |
| ・X線源, 真空紫外光源, シンクロトロン放射光 |
||
| ・エネルギー分解能と光電子スペクトル |
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| 6, 7 |
角度分解光電子分光 |
・基本原理 |
| ・2次元物質の場合 |
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| ・3次元物質の場合 (垂直放出) |
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| ・実験を行う際の手順 |
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| 8 | 共鳴光電子分光, スピン分解光電子分光 |
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| 9~13 |
f 電子 (d 電子) と伝導電子間の相互作用と光電子スペクトル | ・近藤効果と1重項基底状態 |
| ・希薄系近藤効果, 高濃度近藤効果 |
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| ・金属-絶縁体転移 |
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| ・価数揺動 |
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| ・磁気相転移 |
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| ・光電子スペクトルと不純物アンダーソンモデル |
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| 14 |
レポート |
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| 成績は「レポート点 (2回実施)」で評価する (念のため，毎回の出席はとる予定)． |