日本物理学会2010年秋季大会 市民科学講演会

リズム雑音の役割を知ろう

身のまわりにはリズムや雑音が満ちあふれています。
最新の物理学はそのような身近な現象をどのように解き明すのでしょうか。
実はリズムや雑音は驚くべき役割を果たしているのです。

世界的に著名なお二人の先生を講師にむかえ、わかりやすくお話していただきます。

多くの方のご来場ありがとうございました。
講演会の写真(大阪府立大学エクステンション・センター撮影、PDFファイル)

日時・会場

2010年9月23日 (木) 祝日 14:00 - 16:30 (13:00開場)

大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス(堺市中区)   Uホール白鷺 (1200名収容)

対象

高校生以上の方を主な対象としていますが、どなたでも参加いただけます。

講師

蔵本 由紀 先生 (京都大学 数理解析研究所 客員教授、京都大学 名誉教授、2005年朝日賞受賞)
理論物理学者: 非線形科学、特に結合振動子系研究の世界的第一人者。
主な著書:「あたらしい自然学」(岩波書店)、「非線形科学」(集英社新書)他多数。
甲斐 昌一 先生 (九州大学 大学院工学研究院 教授)
実験物理学者: 液晶、化学反応、植物など幅広い素材を対象として世界的に活躍している実験のエキスパート。
主な著書:「液晶のパターンダイナミクス/滑りと摩擦の科学」(培風館)。

講演

「リズム現象の科学」 (蔵本 先生)
私たちの身辺にはさまざまなリズム現象が見られます。一つのリズムは他のリズムと出会うと互いに歩調をそろえて振舞うという不思議な性質があります。これを同期とよんでいます。同期が基になってどんな多彩な現象が生じるのか、それらは私たちの生命活動や生活にどんな役割をはたしているのか、科学者たちはこうした現象をどのように理解しようとしてきたのか、などについてわかりやすくお話しします。
「雑音の思いがけない役割と機能」 (甲斐 先生)
私たちの生活の場には様々な雑音(ノイズ)が満ちあふれています。これまでは雑音がない方がシステムを期待通りに動かせるものと考え、雑音を取り除く努力が払われてきました。ところが20世紀の終わりに、複雑なシステムでは、むしろ適度な雑音がある方が都合の良い場合のあることがわかりました。特に生命体で雑音がうまく使われています。ここでは、雑音とは何か、どんな種類があるかを紹介し、実験事実を中心にして、その意外な働きをわかりやすく解説します。

入場料・予約

参加は無料です。600名分の予約席を用意しています。残りの座席は当日分となります。
予約受付期間を延長しました。本ホームページからの予約は9月20日(月)までに こちら からお願いします。

往復はがきでの予約は、住所、氏名、参加人数、団体名を記入して下記宛先へ9月15日必着にてお送りください。
〒599-8531 堺市中区学園町1ー1
大阪府立大学工学部数理工学科 日本物理学会市民科学講演会世話人

また、電子メールでの予約も可能となりました。 氏名、参加人数、団体名を記入して9月20日(月)までに rhythm at ms dot osakafu hyphen u dot ac dot jpへお送りください。

主催

(社)日本物理学会 日本物理学会2010年秋季大会実行委員会

共催

大阪府立大学

後援

大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、堺市教育委員会

お問い合わせ

大阪府立大学 エクステンション・センター :   電話・FAX 072−254−9942
市民科学講演会連絡専用電子メール :   rhythm at ms dot osakafu hyphen u dot ac dot jp
※ 電話・FAXでの予約の申し込みは受け付けていません。予約は こちら です。

ダウンロード

ちらし表裏 ポスター
ちらしPDF (3.5MB)ポスターPDF (1.8MB)

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