応用物理実験
応用化学課程1 (H26 前期・月曜日実施)   last updated 4 April, 2014

0. 休講情報等
注意事項
・授業振替日に注意して下さい : 5月8日(木) は月曜日の授業に振り替えられます

休講情報
・現在のところ休講予定はありません

1. 基本情報
配当年次 2回生
配当学域・課程 工学域・応用化学課程
開講曜日・コマ 月曜日・III-IVコマ (12:55~16:05)
教室 4月14日 : B3棟 116号室 (この教室ではガイダンスのみ実施)
4月21日以降 : B8棟 102~110号室 (応用物理実験室1~7) (ガイダンスの教室と異なるので注意のこと)

2. 担当教員
担当教員名 三村功次郎 (岩住俊明,田口幸広,安齋太陽)
連絡先 居室:B9-109号室

Tel: 072-254-9367 (ダイヤルイン), 4959 (学内内線)

E-mail:
Office Hour 時間:金曜日13:00~15:00, 場所:B8-109号室
 (メール等であらかじめ連絡をいれること)

3. 授業目標
実験を通して物理学の原理 の理解を深めるとともに、複合的かつ応用的な物理実験の方法を習得する。 さらにコンピュータを利用した機器の使用法に慣れ、 将来におけるより高度な各専門分野の実験に対処できる能力を身につけることを目的とする。 また、与えられた実験条件のもとで最良の結果を得、報告書としてまとめる能力を身につけることを目的とする。

4. 教科書
大阪府立大学工学域編「応用物理実験」

5. 配付資料
4月14日 配付シラバス

6. 参考書
教科書中に記載されている参考書を参照すること

7. 関連科目
物理学実験 (単位取得していなければ、応用物理実験への申請は認められない)

8. 授業の概要 (予定) (注:グループによって週毎の実験テーマが異なることに気をつけよ)
 
下の表を例に説明する (下の図はガイダンス時のものにつき、グループ数が確定次第、正式な表に 置き換える。)
 
A, B, C ... は実 験グループを示す (1グループは2~3人)
 
・各実験グループは右欄の 1, 2, 3 ... の 順で実験を進めていく
 
・装置 1, 2, 3 は 各実験で使用する装置番号を示す
ex). 下の表において A~H グ ループは常に装置 1 を使用することになる



各実験テーマの概要
放射線計測
 (教科書 p. 10 ~ p. 25, および参考書)
ガイガー・ミュラー計数管の特性を把握した上で計数装置の分解時間τを評価し、 鉛の全吸収係数μを測定する。
X線回折
 (教科書 p. 39 ~ p. 48, および参考書)
X 線を用いてSi, Ge結晶の隣接原子面間隔とそのミラー指数を求める。
発光分光分析
 (教科書 p. 90 ~ p. 98, および参考書)
銅の発光スペクトルを観測し、主な輝線の波長を求める。 さらに、炭素、銅、アルミニウム、亜鉛および成分が未知の合金2種の発光スペクトルを撮影し、 解析より合金の成分を推定する。
電気伝導
 (教科書 p. 75 ~ p. 89, および参考書)
半導体の抵抗率とホール係数を求め、電気伝導の概念を把握する
真空蒸着
 (教科書 p. 49 ~ p. 59, および参考書)
高真空技術を習得するため真空装置の排気を行い、アルミニウム の蒸着膜をガラス基板上に作成する。真空と蒸着について考察し、 アルミニウム蒸着膜の厚さを近似的に評価する。
コンピュータを用いた金属の熱分析
 (教科書 p. 26 ~ p. 38, および参考書)
自動計測システムを利用してSn純金属の冷却曲線を測定し、 Snの融点を求める。同様にしてPb-Sn合金の初晶温度、共晶温度を測定し、 混晶割合を推定する。
レーザーによる光の干渉回折
 (教科書 p. 60 ~ p. 74, および参考書)
透過回折格子を用いてHe-Neレーザーの発振波長を測定する。メッシュおよびスリットによるレーザー光の回折パターンから、 メッシュ間隔およびスリット幅を測定する。
水の粘性
 (教科書 p. 99 ~ p. 105, および参考書)
円盤の回転振動を観察することによって水の粘性係数を求める。

9. 授業時間外の学習 (準備学習等) について
あらかじめ教科書を良く読み、各自が行う実験内容 (実験開始から最終的に求める結果を出すまでの手順、およびその手順をふみことにより要求された結果が求められる理由) を良く理解した上で実際に実験を行うよう心がけよ。どのような実験データを記録すべきかを考え、実験データを記録するための表やグラフのフォーマットをあらかじめ作成しておくだけでもかなりの理解が得られるので、予習する努力を怠らぬこと。

10. レポート作成時の注意事項
レポートはA4を使用して作成し、緑色の表紙 (生協で購入可) で綴じて提出すること
表紙右上には4マスの空欄があるので、下図の ように「学科」「グループ」「装置番号」を必ず記入すること
 
  

レポート用紙の1枚目には必ず「テーマ」「学科」「学籍番号」「学籍番号」を記すこと (名前は書かないこと)
 


* その他、レポート作成に関わる注意事項は、TEXT p.5~ を参照のこと

11. 成績評価
成績は「実験への取り組み 45 % , レポート(提出時の質疑応答を含む) 55 %」で評価する


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