現在のところ休講予定なし |
配当年次 | 2回生 |
配当学域・課程 | 工学域・マテリアル工学課程,機械系学類全課程 (航空宇宙,海洋システム,機械) (H23年度以前:工学部・数理工学科,応用化学科) |
開講曜日・コマ | 木曜日・III-IVコマ (12:55~16:05) |
教室 | 4月13日 : B3棟 204号室
(この教室ではガイダンスのみ実施) 4月20日以降 : B8棟 102~110号室 (応用物理実験室1~7) (ガイダンスの教室と異なるので注意のこと) |
担当教員名 | 田口幸広 (岩住俊明,三村功次郎,安齋太陽) |
連絡先 | 居室:B9-102号室 |
Tel: 072-254-9485 (ダイヤルイン), 4952 (学内内線) | |
E-mail: | |
Office Hour | 時間:月曜日 9:00~10:30, 場所:B9-102号室 (メール等であらかじめ連絡をいれること) |
物理学の原理に関する理解を深め,物理工学研究に用いられる基礎的実験テクニックを習得する。実験結果の処理方法や考察等,実験報告書作成に関する実践的な処方も同時に身につける。
後述する個々の実験テーマにおける原理の理解や技術の習得以外に,授業全体を通して以下の能力を身につけることを達成目標とする。 |
大阪府立大学工学域編「応用物理実験」 |
・1年次に使用した「物理学実験」(学術図書出版社) |
物理学実験 (単位取得していなければ,応用物理実験への申請は認められない) |
・A, B, C ... は実
験グループを示す (1グループは2~3人) |
・各実験グループは右欄の 1, 2, 3 ... の
順で実験を進めていく |
・装置 1, 2, 3 は 各実験で使用する装置番号を示す |
ex). 下の表において A~H グ
ループは常に装置 1
を使用することになる
|
・各実験テーマの概要 |
放射線計測 |
ガイガー・ミュラー計数管の特性を把握した上で計数装置の分解時間τを評価し, 鉛の全吸収係数μを測定する。 |
コンピュータを用いた金属の熱分析 |
自動計測システムを利用してSn純金属の冷却曲線を測定し, Snの融点を求める。同様にしてPb-Sn合金の初晶温度,共晶温度を測定し,混晶割合を推定する。 |
X線回折 |
X 線を用いてSi, Ge結晶の隣接原子面間隔とそのミラー指数を求める。 |
真空蒸着 |
高真空技術を習得するため真空装置の排気を行い,アルミニウム の蒸着膜をガラス基板上に作成する。真空と蒸着について考察し,アルミニウム蒸着膜の厚さを近似的に評価する。 |
レーザーによる光の干渉回折 |
透過回折格子を用いてHe-Neレーザーの発振波長を測定する。メッシュおよびスリットによるレーザー光の回折パターンから, メッシュ間隔およびスリット幅を測定する。 |
電気伝導 |
半導体の抵抗率とホール係数を求め,電気伝導の概念を把握する。 |
発光分光分析 |
銅の発光スペクトルを観測し,主な輝線の波長を求める。 さらに,炭素,銅,アルミニウム,亜鉛および成分が未知の合金2種の発光スペクトルを撮影し, 解析より合金の成分を推定する。 |
授業目標1にも掲げたが,実験を行う前に内容を理解・把握しておくか,していないでは,実験の成功率や実験にかかる時間が大きく違ってくる。 |
レポートはA4を使用して作成し,緑色の表紙 (生協で購入可) で綴じて提出すること |
表紙右上には4マスの空欄があるので,下図の
ように「学科」「グループ」「装置番号」を必ず記入すること |
* その他,レポート作成に関わる注意事項は,TEXT p.5~
を参照のこと |
授業目標の達成目標1〜9および個別実験テーマの目標の達成度で成績評価を行う。 |