教育・研究内容

数理工学分野は数学系と物理系で構成される。

数学系では、生命・損害保険における破産確率、寿命データ解析、金融派生商品の価格決定理論、正確で安全な通信のための符号・暗号理論、伝染病感染者数の推移を予測する計算機シミュレーションなど自然現象や社会現象の数理モデル化と解析に必要となる応用数理やそれらの共通基盤である代数、幾何、解析、統計の基礎数理の教育研究を行う。

物理系では、物質の電気的・磁性的性質、超伝導、光学的性質などの解明と工学的応用に必要となる物性物理学や、同期現象・カオスなどの解明、生物の群れの動きなど複雑な系の解析と工学的応用に必要となる非線形動力学の教育研究を行う。